地震から2週間
7月30日で地震発生から2週間が経ちました。
◆余震について
16日10:16に発生した震度6強(柏崎市・刈羽村・飯綱町)の地震以降、15:37に震度6弱(出雲崎町・長岡市)、21:08に震度4(出雲崎町・刈羽村)、18日16:53に震度4(出雲崎町)、25日6:52に震度4(長岡市・小千谷市・出雲崎町・刈羽村)の地震が発生するなど、8月1日7時までに129回の余震と見られる地震が発生しました。
◆人的被害
新潟県発表資料によると、人的被害は、地震により死者11人、負傷者は1957人となっています。被害は16日の地震によるものがほとんどでした。医療支援団体の発表によると避難生活が長期化し、避難者の中にエコノミークラス症候群などの症状が見られるなど、新しい問題が出てきています。
◆避難
一時、最大で約12000人の方が避難をしました。17日頃が最っとも多くの方が避難しました。8月1日現在も1587人の方が避難を続けています。発表情報によると避難者数の減り方が小さくなっており、住宅を失うなど再建の困難な世帯の避難が長期化しています。
◆住宅被害
物的被害では、全壊1057棟を含む22852棟の住宅に被害が発生しました。
17日から建築士会などにより被災した住宅に入ってよいのかを判定する応急危険度判定が行われました。
また、住宅に戻ることが出来ない住民に対応するため刈羽村・柏崎市などで仮設住宅の建設が始まっています(約1000戸建設予定)。
◆ライフライン
ライフラインでは、電気が18日までに復旧し、水道も一時80000戸が断水したものの1日現在99.9%が復旧しています。地震発生当初、電話などの通信がつながりにくくなったものの現在は通常通り利用できます。
反対にガスと下水道の復旧が進んでいません。問題が発生している場所を探し、地中の菅を掘り返すなど復旧に時間がかかっており、また、道路事情のため復旧車両の移動に時間がかかるなどの問題があるようです。特に下水管の復旧の遅れは、気温の高い季節でもあり、衛生面の問題が懸念されています。
◆交通
交通機関では、鉄道の信越本線・越後線の一部区間で運転を見合わせています(バス代行が行われています)。
新潟空港・新潟港は通常通り利用できます。
高速道路に通行止め区間はないものの柏崎市内の混雑緩和のため、日中は北陸自動車道の柏崎ICで降りられないなどの制限が行われました。
国道などで発生した土砂崩れによって、現在も通行止めの区間はありますが孤立している地域はありません。
◆支援状況
地震発生直後から多数の支援が被災地に届けられました。
柏崎市災害ボランティアセンターには7月30日までに約7800人のボランティアが駆けつけました。
全国の自治体や大手コンビニエンスストアやデパート、新聞社など多数の企業から食料や新聞などの物資が送られました。
また、新潟県は、今回の地震では個人からの支援物資の受け入れを辞退しました。(これまでの災害の経験を踏まえ、中身が不均一であることが多い個人の支援物資を受け入れると市役所や避難所で仕分けをし直す作業が増え、行政や自治体、企業などからの支援が届いていることなどから辞退を判断した。)
自衛隊により、各地の避難所で給水活動や入浴場の提供などが行われました。
◆風評被害
地震発生直後に起きた柏崎刈羽原子力発電所の火災について、健康に影響がないと発表されていながら、誤った情報が伝わり海外のサッカーチームが来日を取りやめることがありました。また、地震の被害のない地域でも観光客・海水浴客などが例年よりも少ないなど地元の産業に大きな影響が出ています。
被害の大きかった柏崎市も朝一や商店街の営業が再開しています。
◆課題
今回の地震では、原発の消防体制の問題や耐震性に問題があり閉鎖された避難所、また、医薬品備蓄の使用期限が切れているなどの問題点が取り上げられました。また、県内の自動車部品メーカーが生産を停止したことで、大手自動車メーカーの生産に影響を及ぼすなどの課題が浮き彫りになりました。
(レスキューナウまとめ)
参考リンク
◆新潟県
http://bosai.pref.niigata.jp/bosaiportal/0716jishin/
◆気象庁・新潟県気象台
http://www.tokyo-jma.go.jp/home/niigata/
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